患者さん・ご家族はもとより、その周りで働くスタッフの方々も含めて全体の幸せを考えるということ。
法人としてスタッフ全員に研修や自己研鑚を奨励し、常に成長を促していくこと。
1と重なりますが自らの法人だけでなく、必ず他の事業所や組織の方々と一緒に発展すべきという考え方で、どこかが一方的に不利な立場に置かれることをよしとしないこと。
を理念としております。 イメージとしては下のイラストのようになります。
1. 日常診療の中で(特に緩和ケアでは)、患者さんご家族の近いところにいる多職種が協力して診療に取り組むこととしています。
医学的見地(診療面)からは看護師が、社会的見地(生活支援)からは医療ソーシャルワーカー・ケアマネージャーなどが連携して、患者さんご家族に寄りそっていく医療をめざしています。
2. 当院では院内はもとより院外の研修会出席を奨励していますが、スタッフ自らも自主的に参加し、自己研鑚に努め、特に緩和ケア研修は全員が受講必須となっており、緩和の事例も多く担当しています。また、年に一度、院外講師をお招きしての講演会も企画しております。
3. 昨今、多職種連携が叫ばれる以前から当院では主に介護現場と連携し、現場の方々をサポートしながら、その価値観を尊重しつつ医療的な指導もしてきました。今では家庭では診きれない重症困難な方も居宅でも介護住宅でも診ることができます。その中には介護スタッフだけでなく、訪問看護、訪問調剤、訪問リハビリ、ケアマネージャー、行政担当者など様々な職種の方々が様々な事業所から来ていただいています。忘れてはいけないのは、その前後に病院が控えていてくれることです。そのすべての方々が働きやすく、事業として継続していけるように全体をマネージメントしていくことが当院の役割であり立ち位置と考えています。
以上簡単ですが多方面の方々へのメッセージです。
どうか今後とも共に歩んでいただけますよう、宜しくお願い申し上げます。